かたびらや大方これで裸虫 季遊
2008-06-22


枇杷の木に近づき道を曲がりけり

一度の玉音放送夏続く

落人が烏柄杓の中歩む

水無月や野菜スープに黒胡椒

遠泳の腓返りを畏れけり

遠蛙ほとんどが雨蛙かな

落合にオープンカーに乗つて来る

落下傘部隊の一人花野へと

寝茣蓙から覚めて玉座の固さかな

落下傘雲の峰より開きけり
[壱日拾句]
[俳句関係]

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