我に来てとまりさう也かんこ鳥 蓼太
2008-08-03


鳴き声はひぐらしが良し夏の暮

飯喰うて忘れてしまふ黒日傘

緑陰に厭かずに野口英世かな

炎天に賛美歌うたひ飯貰ふ

ひぐらしの声鈴の音と褒めにけり

蜆蝶どくだみの葉に止りをり

きりぎりすを四十五年振りに聞く

背の高きモンゴロイドの裸足かな

楠公に日傘集まるお昼かな

雲なしの日向や夏の甲子園
[壱日拾句]
[俳句関係]

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